本を読み終わり、理解したという状態はどのような状態をいうのでしょうか?
私たちは、本を読み終わってもフィードバックを怠ってしまい、いつしか本の内容を忘れていきます。
「お金と英語の非常識な関係(下)」の中で著者の神田昌典氏は、読んだ本の理解度を上げるには、本の内容について質問を作り、その質問に答えるのが効果的だといっています。
理解した状態とは
まず、本を理解したというのはどのような状態をいうのでしょう?
神田昌典氏は、本の内容を理解できたという状態は、次のことが説明できる状態だといっています。
- TOPIC(トピック)・・・この本は○○という著者が書いた○○というタイトルの本です。
- PREMISE(意見)・・・ズバリ著者は、○○について○○という考えを持っています。
- BACKGROUND(背景)・・・こうした考えを持った背景には、○○があります。
- PROOF(根拠)・・・著者の○○という考えには、○○という根拠があります。(ここには実証事例等も含まれる)
- CONCLUSION(結論)・・・その結果、著者は○○と結論づけています。
- AHA!(気づき)・・・この本を読んで、私は○○が気づきになりました。そこで、早速、私の仕事の○○という部分に応用してみたいです。
7つの質問
このようなことを説明できるようにするには、事前に質問を作成しておき、本を読み終わったあとに、その質問に答えていけばよいのです。
その質問とは、
- ズバリ著者はこの本で何が言いたいのか?
- なぜ著者はこの考えを持つに至ったのか?
- 著者がその考えを持った背景は?
- 著者の考えの根拠にはどんなものがあるか?
- 著者の結論は?
- 私にとっての重要な気づきは?
- はじめの第一歩は?
まとめ
この7つの質問に答えるだけで、本の理解率がググッと増加するのです。
この質問は、あらかじめノートに書いておき、本を読みながら答えを埋めていくと、効率よく本を読み進むことができます。
- 作者:神田 昌典
- 発売日: 2004/07/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)