「アイデアの作り方」の日本語訳が最初に発刊されたのは1961年。オリジナルが執筆されたのが1940年ということですので70年も前の著作です。 本書のテーマは発想法。 本書で紹介される発想法は、その後に登場するのさまざまな影響を与えています。 本編は80ペ…
中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚 (ディスカヴァークラシックシリーズ)作者:洪自誠発売日: 2007/12/15メディア: 単行本(ソフトカバー)成功するには「公明正大」な心を持つことが肝要です。これは、多くの自己啓発書に共通して書かれていることです。 公明正大…
あまたある速読の本ですが、私は本書がお気に入りです。さまざまな速読本を読みましたが、本書の方法が実践しやすく、考え方も腹落ちしました。 今まで速読本は身につかなかったという方は、ダマされたつもりで一度実践していただきたい方法です。 以下はア…
アメリカのザッポスは、社員満足度が非常に高い会社です。 ザッポスのCEOトニー・シェイの基本的は考えは、「満足している社員が顧客の満足を生む」ということです。 トニー・シェイは自社の使命を「顧客に幸せを届ける」ことと定義しています。 顧客に幸せ…
考具 考具シリーズ作者:加藤 昌治発売日: 2017/03/01メディア: Kindle版 ■はじめに 「アイディアに詰まる」ことは誰にでもあることです。普段から考える訓練をしていない人は、いきなりアイディアを出せといわれても斬新なアイディアを出すことは不可能です…
ビジネスでコミュニケーションをとる目的は「相手の行動を変えること」です。 作業を手伝って欲しい、自社商品を購入して欲しいなど、相手の行動を自分の意向に変えてもらうこと。 相手に正しく自分の意向を伝えるには、論理立てて自分の意見を相手に伝える…
最近、とても仏教に心を惹かれています 入信したいという気持ちはまったくありませんが、仏教の考え方を理解したいという気持ちが強くなっています。 数年前にも何冊か「般若心経」の関連本を読んだのですが、あまり心には突き刺さりませんでした。 読んだ本…
いち早く社会の流れを察知し、これからのビジネスパーソンの考え方や生き方を提案しているダニエル・ピンク氏の2006年発売の書籍です。 本書のテーマはこれからの社会に求められる人材像です。これまでは、理数系的な思考をもつ「左脳主導思考」型人間が社会…
「権力」という言葉には、とても大きくて不思議なパワーを感じます。 誰でも権力者にあこがれますが、権力を持ち権力をふるう人はごく少数です。 ジェフリー・フェファー著の『「権力」を握る人の法則』は、権力者が持つ資質について考察しています。では、…
これまで、じつに多くの優良企業が決定的な次期に重要なリスクを取らなかったために、打撃を受ける結果になっている。一時的に低迷しただけで後に回復した企業もあるが、転落して消えていった企業も多い。1980年代だけでも、フォーチューン誌500社のうち230…
ブログで書籍の感想を書く際は、基本的に否定的な意見を極力排除するようにしています。 どんな書籍でも必ず取り上げるべき意見があり、その意見が見つけられないのは自分の教養が足りないのであると、そう理解するようにしているのです。 取り上げるべき意…
最近テレビを見ていると、両親のどちらかが外国人である子供たちの活躍が増えていることに気がつきます。 特に芸能界、スポーツ界は、顕著にその数が増加してます。 わたしの周辺を見ても、子供の同級生にカタカナの名前を持つ子がいたり、取引先の担当者が…
「新幹線ガール」は、東海道新幹線の車内販売で活躍するパーサー徳渕真利子さんの手記です。 平均的なパーサーの3倍販売する徳渕さんの接客術がとても参考になったので、メモメモということでまとめてみました。 徳渕さんの接客極意は次のようなものです。 …
「インバウンド・マーケティング」のブライアン・ハリガンとネットマーケッターのデイヴィッド・ミーアマン・スコット共著です。 両著者の共通点は「グレイトフル・デッド」の熱狂的なファンであること。 本書は、熱狂的なグレイトフル・デッドのファンであ…
本書は、金正日氏の長男である金正男氏との150通のメールと7時間のインタビューを書籍化したものです。著者は東京新聞の五味洋治記者。 2004年の北京空港で偶然に金正男氏を見かけ、名刺を渡したところからメールのやり取りが始まります。 2004年の交信は1…
日経ビジネスアソシエ、年に一度、恒例になっている特集「今、読むべき本」が発売されました。 毎年、その年の時流に合わせた切り口から、いくつかのテーマがチョイスされ、そのテーマの専門家から「今、読むべき本」が紹介されます。今年の特集で紹介された…
人間は、誰しも自分以外の誰かに好かれたいと思って生きています。 だから、プレゼントしたり、褒めたり、優しくしたりするのです。 本当はしたくはないのに「好かれたい」という気持ちが、私たちの本心とは異なる行動に駆り立てるのです。以下は、元早稲田…
私たちが知っている、伊藤みどりさんはアルベールビルオリンピックで銀メダルを獲得して引退するまでです。 その後、伊藤さんが何を考え、何をしてきたのかはあまり知られていません。 本書には、アスリート「伊藤みどり」の軌跡と、引退後の人間「伊藤みど…
本書は、ビジネスに関する重要なヒントを、短い文章で的確に伝えます。 横長の書籍を開くと、右のページにヒントとなる文章が、左のページにはヒントを的確に伝えるイラストが描かれます。 101個のヒントは、起業、商品開発、マーケティング、会計、組織など…
渋沢栄一は、日本資本主義の父と言われる人物だ。日本最初の銀行である第一国立銀行を筆頭に、数々の企業の創立に携わる。主なものとして、日本興業銀行、朝日生命保険、東京海上火災保険、東京ガス、東洋紡績、清水建設、王子製紙、秩父セメント、キリンビ…
ビジネス本には、さまざまな成功法則が書かれている。 しかし、ビジネス本を読んで「成功した!」という体験談はあまり聞かない。 成功しない理由はたった一つ、単に書かれていることを実践しないからだ。 多くの人は、読み終わったビジネス書を真剣に実践す…
「さよなら!僕らのソニー」は、ソニーに特別な思いを寄せている中年男性へのちょっと切ないストーリー。 僕らが好きだったソニーは、二度と戻ってこないよってお話。 私にとってのソニー 1980年代の始めの頃、それは私が中学生だった時代。 当時は、まだ、C…
TBSラジオのDIGで、カンニング竹山さんが紹介していた1冊。 本書は、日本での鑑識捜査の第一人者である戸島国雄さんが、JISAの専門官としてタイに派遣された際の手記だ。著者の戸島国雄さんは、1995年にタイ警察に派遣される。 派遣の目的は、タイ警察に鑑識…
アルファブロガー「ちきりん」さんの思考法入門。例えの出し方が絶妙で、さすがとしか言いようがない。 主婦の買い物と企業のM&A、女子の婚活と若者の就職などを、古典的思考フレームワークを利用して解説している。 これが、とにかくわかりやすいのだ。 本…
デニス・リッチーさんが10月12日にお亡くなりになった。デニス・リッチーさんは、C言語を開発し、UNIXを世に送り出した偉大なコンピュータ技術者。現在のコンピュータは、彼が作り出した技術が礎となって発展をしたといっても過言ではない。私がプログラマと…
現在のプロレス人気凋落の原因は、この時代の女子プロレスにあると確信した。残念だけど、基本的にプロレスはガチンコ(真剣勝負)ではない。 農耕民族である日本人には、狩猟民族のためのガチンコ総合格闘技は、生理的に合わないのだ。 ガチンコ総合格闘技…
私たちが普段、漠然と考えている幸せのかたちは、「行動に対する成果」になっているのではないでしょうか。 例えば、「プロジェクトが成功する」や「資格試験に合格する」などです。 本当にそうなのでしょうか? プロジェクトが成功して、試験に合格すれば、…
■はじめに 「いますぐ書け、の文章法」は、一般的なテクニック論でなく、精神論的アプローチで文章術についてを記載されています。 筆者は、堀井憲一郎さん。週刊文春に「ホリイのずんずん調査」を長期連載していたので、筆者をご存知の方は多いでしょう。 …
■はじめに 「日本一のクレーマー地帯で働く日本一の支配人」 かなり刺激的なタイトルです。内容もその名に恥じない濃さでした。本書は、歌舞伎町の某有名ビジネスホテルで働く女性支配人の手記。 著者は、それまで銀座の画廊で働いていた、ホテル運営の全く…
星野リゾートは旅館やホテルの運営会社です。 長野県軽井沢で創業し、現在の星野桂路社長は4代目です。 それまでは、軽井沢の老舗旅館でしたが、星野桂路社長は顧客満足と収益力の向上を掲げて、この10年で、全国にいくつものリゾート施設を運営する企業へと…