「アイデアの作り方」の日本語訳が最初に発刊されたのは1961年。オリジナルが執筆されたのが1940年ということですので70年も前の著作です。
本書のテーマは発想法。
本書で紹介される発想法は、その後に登場するのさまざまな影響を与えています。
本編は80ページほどしかありませんので、1時間もあれば熟読可能です。クリエイティブ系のお仕事の方は是非ともご一読を。
本書のポイント
アイデアを作り出す才能を伸ばす方法
- 第一に原理を学ぶ、第二に方法を知る
で、感想など
「世の中にないものでなければ、素晴らしいアイデアではない!」
数年前まで、私はこの考えのとらわれていました。この固定概念が自分自身に大きな制約を与えていたのです。色々と考えるけど前例があるとすべてボツ。結局、ひとつも実現しないのです。
当たり前ですよね。本書に書かれているように「アイデアは既存の要素の新しい組み合わせ」なんですから。
本書が今でも読み続けられるのは、本書が真実をシンプルに指摘しているかれです。
すると、数時間テレビを見ながら「ぼーっ」と考えた程度では良いアイデアは生み出せないのです。深く考える、広く考える、いつも考える、トライアンドエラーを繰り返す。このような習慣をしっかりと身につけることが大事なのだなと。
アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外何ものでもない
この言葉を深く心に刻みたいと思います。
- 作者:ジェームス W.ヤング
- 発売日: 1988/04/08
- メディア: 単行本