本書は、二人の父さんから影響を受けた著者のお金に関する基本思想。
著者の父は高学歴なのに収入の少なく、常にお金の問題に悩まされ続けていた。もうひとりの父は、親友の父親で億万長者でお金に対して確固たる哲学をもつ。
著者は、幼少期から、ふたりの父さんを通じ、さまざまな金融リテラシーを学んだのである。
金持ち父さんの6つの教え
-
- 金持ちは、お金のためには働かない
- お金の流れの読み方を学ぶ
- 自分のビジネスを持つ
- 会社を作って節約する
- お金持ちはお金を作り出す
- お金のためではなく、学ぶために働く
(1) 金持ちは、お金のためには働かない
-
- 貧乏父さんは、朝起きて仕事に行き請求書を支払う、、、この繰り返し(いつも、恐怖と欲望という2つの感情に走らされている)
- 貧乏父さんは、お金が無くなったらどうしようという心配ばかりしている。恐怖に正面から立ち向かおうとしていない。(考えもせずに、ただ事態に反応だけしている)
(2) お金の流れの読み方を学ぶ
-
- 人生で大事なのはどれだけのお金を稼げるかではなく、どれだけのお金を持ち続けることができるか
- 金銭、財務関係の文字と数字を読んで理解する力「ファイナンシャル・リテラシー」が必要
- 刀と玉と鏡の力(刀は武器の力、玉はお金の力、鏡は己を知ることの力。鏡の力が重要)
- 資産と負債の違いを知る。収入を生む資産を持つように努力する
(4) 会社を持って節税する
-
- 法律を知ること、システムがどのとうに動くのか、その仕組みを知る必要がある
- ファイナンシャルインテリジェンスとは会計力、投資力、市場の理解力、法律力
(5) お金持ちはお金を作り出す
-
- ファイナンシャル・インテリジェンスを持っていれば、お金を作るのは本当に簡単だ。
- 買ったことのない人のほとんどは、勝つことを望むより、負けるのを恐れる気持ちが大きいから勝てない。
- 自分で投資を見つける。他の人が見過ごすチャンスを見つける、資金を集める技術、頭のいい人を集めて組織する技術
- リスクはつきもの。それを避けるよりも、うまく乗り越える方法を身につける
(6)お金のためではなく、学ぶために働く
5つの障害を乗り越える
-
- 恐怖心 - お金を失うことに対する恐怖心
- 臆病風 - 悪い方にばかり心をとられる
- 怠け心 - 忙しいことを理由に怠ける
- 悪い習慣 - 自分への支払いを後回しにする悪い習慣
- 傲慢さ - 無知を隠すために傲慢になる
スタートを切るための10のステップ
具体的な行動を始めるためのヒント
-
- 今やっていることを辞める
- 新しいアイディアを探す
- 自分がやりたいと思っていることをすでにやり遂げた人を見つける
- 講座に出席する。自習用のテープを買う
- オファー(買い付け申し込み)をたくさんする。
- ジョギング、ウォーキング、ドライブをする
- 将来の価値を見極める
- 株式をバーゲンで買う
- 適切な場所で探す
- 買い手を見つけてから売り手を捜す
- 歴史から学ぶ
- 作者:ロバート キヨサキ,シャロン・レクター(公認会計士)
- 発売日: 2000/11/09
- メディア: 単行本