2010年は、岩崎夏海氏の「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」が大ベストセラーとなり、ドラッカーのマネジメントも爆発的に売れました。
2011年の現在も、書店でドラッカーの著書は平積みされてます。
現在、ドラッカーの思想は、多くのビジネスパーソンに定着したといっても過言ではないでしょう。
Evernoteをひっくり返していたら、2010年春に発売された「週刊ダイヤモンド」のドラッカー特集のメモが出てきたので、内容をまとめてみました。
行動を起こす
自分を理解する
何かを始めるには、自分自身を理解する必要があるます。
分かっているようで、実は分かっていないのが自分自身のこと。まずは、自分自身を深く見つめてみましょう。
「何をするのか決定する」
↓
「その結果に何を期待するのか書き留める」
↓
「6ヶ月後にその結果を評価する」
これをフィードバック分析といいます。これによって、自分自身の強みを理解します。
この結果と評価を踏まえ、
- その強みに集中
- 強みをさらにのばす
- 謙虚になる
- 悪癖を改める
- 礼儀に気をつける
- 強みでないことを引き受けない
- 弱みの是正に時間を使わない
長所を徹底的にのばし、短所の是正を行いません。弱みの是正をおこなわないところが重要です。
ゼネラリストにならずに、徹底的にスペシャリストを目指ざすのです。やりたくないことはやりません。
自分の心に無理を強いる自己啓発は長続きしないのです。
習慣的能力を底上げする
強みを理解したら、次は自分自身の能力を生かし、成果を上げるす努力をします。
成果を上げるために重要なのは、
- 時間を管理する
- 貢献に焦点を当てる
- 強みを基盤にする
- 重要なことに集中する
- 礼儀に気をつける
- 成果を上げるよう意志決定する
成果を上げるには、さらに「集中」することが必要になります。
優先順位をきめる
成果を上げるには、さらに優先順位をつけることが必要です。
優先順位をつける際には、次のことに留意します。
- 過去ではなく未来を選ぶ
- 問題ではなく機会に焦点をあてる
- 横並びではなく独自性を選択
- 容易なものでなく変革をもたらすものを選ぶ
何で名を成すのか
行動を起こした次の段階では、「何で自分の名前を覚えてもらいたいのか」を意識して活動します。
イノベーションの種を見つける
「名前を覚えてもらう」には、世の中を変える革新的な出来事を起こす必要があります。イノベーションを起こすことは、
- 予期せぬ成功と失敗
- ギャップを探す
- ニーズを見つける
- 産業構造の変化を知る
- 人口構造の変化に着目する
- 認識の変化を捉える
- 新しい知識を利用する
このイノベーションの種は、下の項目にいくにつれて使いにくくなります。
ビジネスに発展させる
イノベーション を発見し、ビジネスに発展させるには、
- イノベーション の種を分析する
- 外に出て世に中を見る
- 焦点を絞る
- 小さくスタートする
- 最初から一番を狙う
また、ビジネスを失敗させないために、
- 懲りすぎない
- 多角化しない
- 今に焦点をあわせ、未来に期待しない
ことが重要になります。
マネジメント理解する
ビジネスが成功すると、ビジネスを推進する組織が必要になります。組織が正しく機能するには、マネジメントが必須です。
マネジメントとは、
- 自らの組織に特有の使命を科す
- 仕事を通じては働く人たちを生かす
- 自ら行動し貢献する
- そして常に真摯でいること。