- 作者: デイルドーテン,Dale Dauten,野津智子
- 出版社/メーカー: きこ書房
- 発売日: 2001/12
- メディア: 単行本
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私たちの日常は、仕事の忙しさの中で物事の本質を見失いがちとなり、重要な何かを置き去りにしているのかもしれません。コカコーラは、薬屋がシロップ状の頭痛薬を施策しているときに偶然にでたものです。
薬屋の店主がシロップ状の薬に炭酸水を混ぜてみなかったら、コカコーラはこの世には生まれていませんでした。
私たちは、こんな日常の中に生まれては消える新しいビジネスの種に気がつかずにいるのかもしれません。きっと、毎日のルーチンワークに慣れてしまい、日常の中に隠れている些細だけど重要な出来事に鈍感になってしまったのでしょう。
「仕事は楽しいかね?」では、吹雪で閉鎖された空港で成功者である老人が30代半ばのサラリーマンに仕事とは何か人生とは何かを教え、そして問いかける物語です。
■この本の教え
試してみることに失敗はない。
ちょっとした事を変えてみる、新しい何かを使ってみる。そこには怒られる原因はありません。そして、失敗もありません。だって、ちょっと試してみただけなんだから。そんな、気軽な気持ちで始めればいいのです。試してみることに気負いは不要です。
明日は今日と違う自分になる、だよ。
人生にいくつも目標は必要ありません。人生の目標はただ一つ、昨日と違う自分になること。毎日、昨日と違う心持ちで、違う方法を試すだけです。
それはね、”あるべき状態より、良くあること”なんだ。
ひとつの物事を進めていくといつか終わりに近づき、完成または終了となってしまいます。しかし、そこで満足しては本当の成功をつかむことはできません。本来あるべき形より、もっと良い形を探し続けることができる心持ちが成功を呼び込むのです。
覚えておいてくれ。”試すとこは簡単だが、変えることは難しい”ということを。
試した結果を実際の行動に移すには、大きなエネルギーが必要になります。結果に確信を得たらなば、勇気を持って行動する必要があります。
■実践できること
老人はサラリーマンに「3つのリスト」の作成を勧めています。
- 仕事でやったミスを全部書き出す
- 問題点を書き出す
- 仕事でやっているすべてをリストアップリストは箇条書きで書き、その内容や行動を詳細に記述する。
そして、一度書いたものは二度と書かないこと。常にリストを変化させること。リストを毎日見ること。このリストを作成して、毎日、チェックすることで新しいアイディアを生みす事が出来るのです。
■ここが重要だ
自分が毎日起こる小さな変化に新しい可能性を見いだし、毎日違う発見ができるという事に気がつくこと。
失敗は終わりではなく新しい可能性のスタートであると言うことに気がつくこと。そして、人生は難しく考えるものではないと言うこと。
もっとリラックスしても良いのだと言うことをこの本は教えてくれます。