日本に自衛隊がいてよかった/桜林美佐

TBSラジオの番組(確かDIG)に出演していた筆者に興味を持ち、本書を読むことに。どこに興味を持ったのか? 筆者は女性でありながら、自衛隊に対して深い知識と愛を持っていたことだ。異常なまでに軍隊が好きな男は大勢いるが、女性となるとそう多くはいない。…

読むだけで彼女ができる モテる小説/ココロ社

怪しいタイトルともっと怪しい表紙に惹かれて読むことに。恋愛における理想と現実のギャップを明確にしている。 本書の要は「あなたがモテないのは恋愛に対して間違った仮説を立てている」ということだ。しっかりとした基礎データを元に仮説を立てればあなた…

なぜマッキンゼーの人は年俸1億円でも辞めるのか?/田中裕輔

刺激的なタイトルと内容はあまり関連がない。高給を捨ててまでもマッキンゼーを辞める理由を本書に求めると肩透かしを食らうことになる。筆者はECサイト「ロコンド」を運営するジェイドの代表取締役田中裕輔氏。本書で書かれていることは、筆者の「私→マッキ…

この世でいちばん大事な「カネ」の話/西原理恵子

漫画家西原理恵子の自叙伝。ギャンブルに溺れ、借金苦に陥り自害した義父のエピソードが悲しい。 義父は、西原が大学を受験する日に自害した。 義父は、西原の母と死ぬためのドライブに出かけ、何度も西原の母を殴った挙句に自殺した。葬式のとき母の顔は、…

哲学思考トレーニング/伊勢田哲治

タイトルの先頭に哲学というキーワードが登場するので、思考実験などを難しい言葉で論じているような印象を覚える。しかし、本書は哲学的な観点からクリティカルシンキングをわかり易い言葉で論じている。クリティカルシンキングとは、特定の主張を批判的な…

定年後に1から始めて一流学者になる方法/鷲田小彌太

(別に学者になりたいわけではないが)「定年後に1から始めて一流学者になる方法」というタイトルに惹かれてしまった。本書はタイトルの通り、定年後に学者になるためのノウハウが書かれている。著者は、元札幌大学教授の鷲田小彌太氏。著者の専門は哲学で…

Excelで学ぶテキストマイニング入門/林俊克

従来はスパコンクラスでしか実現できなかった大量データの処理が、Hadoopの普及で一般化し、「ビックデータの衝撃」など関連書籍も多く登場しています。Hadoopが得意とするのは、非定型のデータを集計してトレンドを抽出する処理です。データを集計してトレ…

社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう!/ちきりん

月刊PV150万誇る人気ブロガーちきりん氏の三冊目の書籍。 本書は、20数年にわたる海外旅行で見聞きし、ちきりん氏が自分の頭で考えた海外事情を書籍化したのです。ちきりん氏が旅行した国々は、一般的な観光地にとどまらず、崩壊前のソ連、天安門事件前の中…

日本一社員がしあわせな会社のヘンな“きまり”/山田昭男

未来工業は、岐阜県の電気設備メーカーです。昭和40年創業で、社員数は780名、全国に約40箇所の拠点を持ちます。売上高は約200億円(2010年度)で、名証に上場しています。未来工業は、定年70歳、応募順の採用、ホウレンソウ禁止など、ユニークな経営方針が…

サラリーマンの悩みのほとんどにはすでに学問的な「答え」が出ている/西内啓

人生には様々な悩みがつきものである。本書は多くのサラリーマンが抱える悩みは、すでに解決可能な結論が出ている説く。本書で議論されるのは以下の7つの問題。 なぜ給料は上がらないのか なぜお金が貯まらないのか どうすれば楽をして出世できるか どうすれ…