毎日、心や体が不調ままで出社し、終日パソコンに向かって作業し、家に帰ると深夜までゲーム、、、起きている時間のほとんどをモニターの前で毎日を過ごす。そんな生活を続けていると、慢性的な倦怠感に襲われるようになります。そして「ぼーっ」として集中できない状態で、仕事を続けてしまう、、、、健康に良いわけがありません。
「脳が冴える15の習慣」では、慢性的な「ぼーっ」を解消するポイントが記載せされてます。著者は、医師の築山節さんです。
書かれていることは、非常にシンプルで実践のハードルが低いのが特徴です。
集中力を回復する15のポイント
「ぼーっ」とする脳を回復するには基本的なことをやるだけでOKなのです。
いくつかの習慣を身につけるだけで、脳の働きを高めて若々しい脳を取り戻すことが出来ます。
- 生活の原点を作る
- 朝決まった時間に起きて、生活のリズムを安定させる
- 朝起きたら手、足、口を意識的に動かし、脳のウォーミングアップをする
- 具体的には、軽い運動、片付け、挨拶、音読(10分以上)
- 集中力を高める
- 脳に準備運動をさせて、基本回転数が上がりやすい状態をつくる
- 仕事に制限時間を設け、集中する時間とリラックスする時間をわける
- よく眠る
- 睡眠は日中の記憶が定着する時間なので、睡眠をおろそかにしない
- 脳の持続力を高める
- 面倒なこと、やなことを意識的やって前頭葉をきたえる
- 選択、判断、系列化を意識的に行う(理想的なトレーニングは家事)
- 問題解決力を高める
- 取り組む問題を限定し、解決に集中できる環境を作る
- 作業のルールをあらかじめ決めておき、決めたルール通りに処理する(例:書類整理、未読書類をまとめる→読んで理解したら破棄→重要なものは場所Aに保管→理解できなかったものは場所Bに保管)
- 行動予定を書き出し、ゴールまでのプロセスを考える
- 考えを書き出し、推敲する
- 思考を整理する
- 忙しいときほど整理を優先する
- 仕事が混乱したときは机の上から整理を始める
- 集中力を高める
- 人間は情報がなくなるとぼける
- 1時間に1回は目をよく動かし、注意力が鈍らないようにする
- ラジオを聞いてメモをとるのは良い訓練
- 記憶力を高める
- 使える記憶を増やすには出力することを意識する
- ブログなど実際の文章を書く
- 話す力を高める
- メモをとりメモをつなげて話をつくる
- 情景を思い浮かべながら話したり書いたりする
- 表現を豊かにする
- 話すときにたとえ話をおりまぜる
- 相手のみになって話をする
- 脳を健康に保つ
- 腹八分目を心がける
- 脳の健康診断
- 定期的な検査を受ける
- 脳の管理
- 失敗した記録をつける
- ひとから指摘されたことを意識して直す
- 想像力を高める
- なんの役に立つかより誰の役に立つかを考える
- 情報を組み合わせる
- 書いて整理する(脳が一度の整理できる量は限られている)
- 意欲を高める
- どれだけ前に進んだかを意識する
- 相手のよい行動や性格を褒める
おわりに
その日にやるべきことで、あまり気乗りのしないことを後回しにせず、退勤前に優先して実行するようにするだけでも気持ちが前向きになります。
前向きな気持と健康的な生活が、頭の中にある「モヤモヤ」を消すことができ、「ぼーっ」が減少していきます。
本書に書かれていることをすべてやることはないと思います。自分のできることを継続的にやることが重要です。