マイルドヤンキーが日本経済を救う

フランスの経済学者トマ・ピケティの「21世紀の資本論」が世界的なベストセラーになっています。発売前の日本においても一部のラジオや週刊誌等に取り上げられています。日本のおいても発売後は大きな話題になるでしょう。本書では20カ国以上の税務統計…

自立こそが老後の基本精神 ー 「老いの才覚」

日本が高度成長期の真っ只中にいる時は、60歳で停年し、その後は悠々自適に隠居生活を送るということが当たり前のように信じられていました。その頃は、年金問題も少子高齢化の問題も騒がれてはいませんでした。その頃から約40年経った現代は、60歳で…

機械との競争/エリック・ブリニョルフソン

私が1990年に所有していたパソコンのスペックは、メモリ容量が1Mバイト、ハードディスク容量が20Mバイト、モデムの通信速度が2400bpsでした。現在、所有しているパソコンのメモリ容量は8Gバイト、ハードディスク容量は1Tバイト、通信環境はフレ…

悩みをなくすには自分を三人称で見ること

本を読んだら、自分を読め 年間1,000,000ページを血肉にする〝読自〟の技術作者:小飼 弾発売日: 2013/02/20メディア: 単行本ひとが悩む原因の多くは、二人称の関係性でしか状況を判断していないためです。 自分と相手の距離感や関係性でしか状況の判断できて…

ラジオのこちら側で/ピーター・バラカン

MTV世代の40代にとって小林克也とピーター・バラカンは特別な存在です。両氏とも洋楽のプロモーションビデオを紹介する番組のMCとして日本の洋楽カルチャーを牽引した人物。アメリカのヒットチャートを紹介する小林克也の「ベストヒットUSA」、ヒットチャ…

「2050年の世界/エコノミスト編集部」 ー 2050年、日本は壊滅的な状態になるの?

37年後、2050年の世界はどうなっているのでしょうか?本書は、イギリスの経済誌「エコノミスト」が2050年の世界を大胆に予測したものです。予想の範囲は、経済、人口、化学、宗教、コンピュータネットワーク、環境、生活などの広範囲に及びます。…

困ってるひと/大野更紗

どんなに辛い病気でも頼れるのは自分。どんなに使えなくても使うしかない制度。私達の社会は矛盾にみちている。 自分が筆者と同じ立場に立たされたらどうするだろう? 陳腐だけど、本書を読んだ感想はそれしか思い浮かばなかった。筆者は、大学院に進学しビ…

生きる悪知恵/西原理恵子

「ああ、まいったなぁ、サイバラさん凄いや」 これが本書を読んだ正直な感想。今年もいろんな本を読んだけど、自分の底の浅さを再認識させられてしまった。 本書は、人生相談にサイバラさんが答えるという形式。仕事、家庭、男と女、性格、トラブルと五つの…

単純な脳、複雑な「私」/池谷裕二

なるほどぉ、、、目からウロコの事実ばかり。 本書を読み終わると「もう少し適当に考えて生きよう」と「もっとしっかり考えて行動しよう」というふたつの正反対の思いが生まれてくる。脳とは人間にとってどんな部位なのかを、筆者の母校で行った特別講義をベ…

情報を瞬時に整理しアイディアを生み出す!ノート・メモ フル活用術

「本格的にノートを使うぞ!」と決心はしたものの、何を書いていいのかわからない。どういう書き方をすればいいのかわからない。こんな、つまらない考えの前にノートを書く手が止まってしまう。別に何をどんなふうに書いても構わないのだが、スタイルから入…